青少年に蔓延する「麻薬音楽」
2010年7月16日Ryan Singel
米国の青少年の間で、インターネット上のMP3音楽で「ハイ」になり、エクスタシーになる「デジタル・ドラッグ」が流行している――カンザス州オクラホマのテレビ番組『News 9』は、そう報道している。
「デジタルな一服(i-dosing)」に必要なのは、ヘッドホンを着けてある種の「音楽」を聴くことだ。こうした音楽は、大部分は単調な騒音にしか聞こえないが、販売しているサイトは、聴けばハイになれると主張している。
こうした音楽の一部は『YouTube』で無料公開されている(ドラッグはいつでも、最初はタダだ)。ティーンエージャーたちがこれらを聴いて「ハイ」になる様子の動画が、YouTubeにはいくつも掲示さている(たとえば、「Gates of Hades」(ハデス=冥界への門))
以下はそういった動画のひとつで、少女がMP3で「ハイ」になっている。
これらの「デジタル・ドラッグ」は、マリファナやコカイン、アヘンやぺヨーテ等と同じ効果を生み出すとされている。ただし、街で売られているドラッグに取扱説明書が付いていることはまずないが、デジタル・ドラッグの利用者は40ページの説明書の購入を勧められる。これにはMP3で適切にハイになる方法が書かれているのだ。
カンザスのMustang公立学校学区では、この脅威を軽く受け流すことはせず、この新たな流行に警戒するよう、保護者たちに手紙を送った。学校関係者たちは、生徒たちがサイバードラッグの常習者になることを阻止するため、学校での『iPod』の使用禁止まで行なっている、と『News 9』は伝えている。(以下はNews 9の番組)
http://wiredvision.jp/news/201007/2010071622.html
・MKウルトラ計画(Project MK-ULTRA、MKウルトラ作戦とも)
アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に実施していた洗脳実験のコードネーム。
米加両国の国民を被験者として、1950年代初頭から少なくとも1960年代末まで行われていたとされる。
1973年にリチャード・ヘルムズCIA長官(当時)が関連文書の破棄を命じたものの、辛うじて残されていた数枚の文書が1975年、アメリカ連邦議会において初公開された。
MKウルトラ計画の「MK」とはCIA科学技術部が主導することを示す2重字で(MKナオミ計画及びMKデルタ計画も同様)、「ウルトラ」とは第二次世界大戦中に用いられていた最重要機密の符丁である。
MKウルトラの前身は、統合諜報対象局(1945年設立)によるペーパークリップ作戦である。ペーパークリップ作戦とはかつてナチ政権に関与した科学者を募集するべく行われたもので、拷問や洗脳を研究していた研究者もいれば、ニュルンベルク裁判にて戦犯とされた者も存在した。
アメリカ政府が極秘裏に行った計画の中には、チャーター計画(1947年実施)やブルーバード計画(1950年実施、翌年アンティチョーク計画と改名)をはじめ、ペーパークリップ作戦から生まれたものも少なくなく、これらは何れも洗脳の研究が目的であった。
こうした中1953年4月13日、アレン・ダレスCIA長官(当時)の命を受け、シドニー・ゴッドリーブを先頭にMKウルトラ計画が始まった[6]。実験はしばしば被験者の同意無く行われ、実験に関わった研究者でさえ計画の目的を知らされなかったケースもあったという。
冷戦下の1964年には「MKサーチ」と改名。自白剤を用いてソ連のスパイ容疑者を尋問したり、海軍では超音波を利用して記憶を消去する実験を行う[9]など54のサブ計画が存在した。しかし、前述の通り1973年に当時のヘルムズ長官が計画の記録を尽く破棄したため、実験の全貌を解明することは現在においても不可能に近い。
CIAの文書によると、マインドコントロールの効果を立証するための実験と称して、「化学的、生物的」手段を用いたのみならず、映像を使った大衆への催眠誘導、あるいは放射性物質にも手を出したことが明らかとなっている。
(ウィキペディア)
参考映像
CIAは1970年になるまで、大衆を催眠誘導状態に導くための様々な可能性を模索し、実際に自国国民を被験者としてテレビや映画、飲料水や食品添加物などを媒介にして大規模な極秘実験を行っていた。
・催眠(さいみん、英: hypnosis)
暗示を受けやすい変性意識状態のひとつ。また、その状態(催眠状態)、およびその状態に導く技術 (催眠法) を指す場合がある。
催眠術(さいみんじゅつ 英: hypnotism)とも呼ばれる。
意識の構成には「清明度」、「広がり」、「質的」の三つの要素が存在するが、このうち「広がり」の低下(意識の狭窄)は催眠である。
また一般的に意識障害というと「清明度」の低下についてを指し、「質的」の変化(意識変容)はせん妄やもうろう等を指す。
また、別の言い方をすれば、人間には9割を占める、非論理的な潜在意識と、覚醒時に論理的に思考する顕在意識とが同居しており、催眠は、洗脳やマインドコントロールと同様に、意識レベルを、批判能力を除外する潜在意識レベルに誘導することである。
催眠状態では意識が狭窄しているので、外界からの刺激や他の概念が意識から締め出され一つの事象が意識を占領することによって、暗示のままに動かされる。
この暗示によって様々な幻覚が作り出されてくる。
また、潜在意識に働きかけて対人恐怖症やアガリ症等を治療することもできる。
(ウィキペディア)
通常、人間を催眠状態に誘導するためには、単調なゆらぎを持つ映像パターンの繰り返しと、同じように単調で刺激のない音の繰り返し、あるいは耳を傾けないと聞き取れないような低くくぐもった声を使う。
そういう対象を注視、傾聴させることが大切なのである。
それによって視聴覚の感覚野を一種の刺激飽和によって麻痺させ、感覚情報と表層意識の結びつきを緩め、もって(感覚情報と切り離された場所にある)無意識を浮かび上がらせてやる。つまり変性意識状態に導くことができる。
通常は催眠術者が対面した状態で被験者を催眠誘導するわけだが、以下のビデオは、それと同じことを再現しており、視聴するだけで催眠状態に誘導される可能性がある。
言い換えるなら、この技術はテレビ画面を使って大衆に向けて行うことも可能であるということになる。
実際に、1968年の夏、アメリカとイギリスにおいて、テレビ画面を使っての誘導実験が極秘裡かつ全国規模で実施された。
同じことが、今現在もなお民主主義的プロセスで選ばれた為政者たちに対し使われている可能性は決して低くない。
無論、それをやっているのはこの世界に存在する、ありあまるほどの金や地位などをもった非民主的な権力者たちであろう。
参考:催眠誘導パターン動画のサンプル
(注:以下のビデオは決して画面を注視することなく、また絶対に30秒以上続けて視聴しないように。ヘッドフォンは厳禁である。
適性にもよるが不慮の催眠状態に入る危険がある。)
参考
「デジタルドラッグ」 サンプル
(注:こちらは部屋を明るくし音量を落として、画面を注視せずかつ20秒以上は聞かないこと。こちらもヘッドフォンは絶対に使用してはいけない。)
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