土曜日, 9月 18, 2010

黒ラベルは日本最高のピルスナーである

うっかり忘れるところであったが、最近サッポロビールから黒ラベル一ケースを贈ってもらった。

まあ単に懸賞に応募して当たったのだ。

1ケースもらったのは初めてなので、ちょっとうれしかった。
それで別に賄賂をもらってヨイショするわけでもないのだが、お礼にかえてサッポロ黒ラベルを称える記事を上梓しておくことにする。

さて、日本で売られているビールの主流はピルスナーと呼ばれるタイプのものであるが、各社が出しているその製品の差はというと、目隠し官能試験ではっきり分かる人がまずいない程度のものだ。
(事実、プロでも自分の会社の製品かどうかわからないことさえある。 ましてやさんざん味蕾が馬鹿になっている呑兵衛の評論家の評価など、そこいらのアル中とどっこいどっこいでしかない!あんな奴らに味わいとか語られるのは片腹痛いことであると製造者側は考えているに違いない。)

 一応、プレミアムとレギュラーと呼ばれる製品の価格帯での等級はあるが、これにしても味わいと価格差は対応しているとは言いがたい。
(たとえば、アサヒのザ・マスターは製品の味わいのレベルは明らかにプレミアム帯に置かれるべき製品だが、レギュラーの価格で売られている。
 しかしそれよりなにより、プレミアム価格帯の味わいをクドイ、苦い、香りが鼻につきすぎると感じる人だってかなりいる。

そういう人にとっては、レギュラーの製品のほうがバランスが良いと感じられるであろう。

 事実、日本人が好む味わいのバランスという点では、おそらくサッポロの黒ラベルで既に完成形なのである。

それは日本人がよく言うビールに求める味わい、コクとキレ、これのバランスが一番いいピルスナーこそが黒ラベルだからである。

この製品のバランスこそが、おそらくは日本人における味覚の黄金比を達成している製品なのであって、他の製品は黒ラベルのバランスが崩れた位置にあることで特徴を出しているに過ぎない。

そういうわけなので、サントリーのプレミアムモルツをありがたがっているヤツらなど、ケッ!なのである。
男は黙ってサッポロ黒ラベルにしておけば、男として間違いのない人生を送れるはずなのだ。)

 ・サッポロ黒ラベルの歴史 http://www.sapporobeer.jp/beer/33/index.html

それで日本のビールは、麦芽だけではなくお米などを副原料に使っているものが多いが、これは麦芽のしつこさを殺しキレを出すためにやっているのであり、別に麦芽をけちってやっていることではないのだ。

実際、ドイツの製品などは、麦芽100%でもろにパン臭がするようなモノが多いが、これは「ビールは液体のパンである(昔の修道院では食い残しのパンを発酵させてビールを醸造することさえあった)」というドグマに忠実ではあるにせよ、やはり食い物に乏しい栄養の不足していた貧しい時代の名残にすぎないのである。
 なおかつそれを相殺するための強すぎるホップ。

洗練された日本人の味覚からすれば、ドイツのピルスナーはどこまでも鈍く重く、肉と脂に合わせるための飲み物という印象しかしない。

 むしろ日本人の食べている淡白な食い物に合うビールとしては、副原料を使ったものの方がバランスが良い。

とはいえ、それもアサヒの辛口生まで行くと、今度は麦芽の味わいが薄すぎてビールとして成立するギリギリのラインになってしまう。
それならいっそ第三のビール飲料で十分だ。

 逆にサントリーのプレミアムモルツまで行くと、ビールの味が勝ちすぎて料理の存在を必要としないという、一種の自己満足の領域になってしまう。
ビールだけ飲んでろよ、このタコ!って話である。

その点、サッポロ黒ラベルは、麦芽のコクと正しく日本のビールとしての主張であるキレがこれ以上ない絶妙のバランスで成立している完成形の商品だといえる。
料理の味を殺さず活かすという点で、これ以上のピルスナーは国内外を含めそうないであろう。

 味のわかる日本の大人は、だからこそ長年にわたって「男は黙ってサッポロビール」とまるで念仏のように唱え続けても来たのである。

ところでそんな男のビール、サッポロ黒ラベルには、やはり日本男児のおつまみ柿ピーがこよなく似合う。
 というよりビールのおつまみは柿ピーにこそとどめを刺すのではないかと、これも独断で言い切ってしまおう。

なぜそういう結論になるのか、それはビール特有の苦味以外の味覚要素を補う、塩気、辛味、甘み、油、旨み、歯ごたえ、音、がバランスよく備わっていて、なおかつどこででも安価に手に入るおつまみこそが柿の種だからである。
いわば柿ピーとは完全食品ならぬビールにおける「完全おつまみ」なのである。
だからこの世界には柿ピー以上にビールに合うおつまみは存在しない!

で、僕がおそらく市販品で一番美味しいと思っているのは、でん六の「ピー柿」なのだ。

・でん六「ピー柿」
大粒バタピーとピリッと辛い柿の種がベストマッチ。
 http://www.denroku.co.jp/cgi-bin/products/productsdetails.cgi?category=otsu&code=0002

【山形】でん六【鬼の面】
 15 :無銘菓さん:2009/04/27(月) 21:26:55 ID:I8HCrLWu ここ、使ってるピーナッツの質が良い気がする。

18 :無銘菓さん:2009/05/21(木) 22:00:34 ID:??? 豆ーはでんろく 20 :無銘菓さん:2009/05/28(木) 14:19:22 ID:PwVV8GGu バタピーが一番

26 :無銘菓さん:2009/06/01(月) 00:19:56 ID:??? でん六の工場の近くに住んでるが でん六製品は山形県内だけで売ってると思ってたか゛工場見学で全国区で売ってと知ってびっくりした。営業所は四国以外全都道府県にあり。しかも欧米にも売ってるらしい 昨年の売上は100億以上だそうだ。 でん六…あなどれない

27 :無銘菓さん:2009/06/01(月) 01:31:59 ID:??? でも大陸頼みなんだよなぁ。 国産大豆のプレミアムなやつ作ってくれないのかな。

 32 :無銘菓さん:2009/07/28(火) 20:07:01 ID:??? でん六のラジオCMが悉くウザイ ド下手で品がないアカペラ 品物はいいのに…

33 :無銘菓さん:2009/07/29(水) 11:39:47 ID:9E37Bfzz でん六の柿ピーはネ申

34 :無銘菓さん:2009/07/29(水) 20:38:20 ID:??? >>33 (´∀`)人(・∀・)ナカーマ 亀田よりうまし!

48 :無銘菓さん:2009/10/18(日) 15:53:53 ID:id8prZTT でん六のピーナツ焙煎は自社で行っていて、その技術はピカイチ! でん六も原料は中国産だけど、そういった意味でうまいし「安心」 国内産語っている「技術の無い」とこより中国産でも旨い! から付き落花生も中国産ではピカイチだね。 千葉八街産とかには負けちゃうけど・・・

 49 :無銘菓さん:2009/10/18(日) 23:09:33 ID:??? 千葉県産のピーナッツはコクがあって美味いけど、品質が一定しないというか、 ときどき萎びたり苦かったりするのが入るからなあ・・・。

 51 :無銘菓さん:2009/10/21(水) 23:28:48 ID:IfiXwPMU バターピーを買う前に裏の成分表示を見て下さい。 落花生、植物性油脂、食塩となっているのは標準的 もし、落花生、食塩、植物性油脂となっていたら要注意です。 焙煎するときの油脂が少ないので、食べたときにモソモソ感が強く、 なお且つ食塩の塩辛さが強く、豆の味をごまかしている可能性が高いです。

 60 :無銘菓さん:2010/06/27(日) 02:09:03 ID:??? ばたぴー好き 柿の種好き だけど近所で売ってるのは亀○製菓ばかり… 頑張れでんろっく!




まじめなビール会社の実直なビールには、まともな商売をしている会社のまっとうな柿の種が一番に合う。
 そういうわけなので、サッポロ黒ラベルはでん六のピー柿と一緒に呑むのが正解である。

それにしてもやはりタダ酒は美味しい。

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